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テネシーのテクニカル・デスメタルバンドの1stで、安心と信頼のSUMERIAN RECORDSから去年の終わりくらいに出たアルバムです。Twitterでフォローされた時から期待してました。
テクニカルデスにブラックメタルを取り込んだ感じで、ボーカルもブラックメタル系の金切り声です。寒々しいギターフレーズと時折入るメランコリックなパートがあんまりアメリカのバンドという印象がないかな。色んなジャンルから取り込んでうまいこと吸収してて、俺みたいな雑食系にはかなりオイシイ一枚です。
5曲目の「Exaltations [Part 1]」、6曲目の「Exaltations [Part 2]」あたりはいいですね。というか、全曲捨て曲なしです。Extreme The Dojoあたりで見たいですね。デスメタル特集でもブラックメタル特集でもイケそうな気がします。
Enfold Darkness – Myspace
“Our Cursed Rapture” (Enfold Darkness)
カリフォルニアのテクニカル・デスメタルバンドの1stです。結成は2004年で、日本では無名というかデビューアルバムになるみたいです。流行のデスコアというより、テクニカル・デスと言った方がよさそう。
1曲目はオープニングで、2曲目からガチなテクニカル・デスっぷりで、ボーカルの下水道ボイスがたまらないし、ドラムも力強く速くて1stとは思えないくらいクオリティ高いです。 ひたすら走り抜けるだけでなく、ジャキジャキしたリフもあったりして、なかなか楽しめる一枚ですね。
こういうバンド特有の変態さはあまり感じないですね。変態さ激プッシュ!というわけではなく、ほんのり香る感じが意外と新鮮です。(最近、変態さについては麻痺してるかもしれない)
2曲目の「Reflections Within Dissonance」、6曲目の「The Divine Manifestation」あたりはツボです。
“Reflections Within Dissonance” (Arkaik) – Amazon
リヴァプールの残虐王ことCarcassのライブ音源ということで、大きく期待して買ったんだけど、2曲しか入ってないという素敵なアルバムです。Amazonが間違えて送り付けてきたのかと思ったら、2曲しか入ってないアルバムで正しいらしい。さすが残虐王、やることが違う。
「Incarnated Solvent Abuse」、「Inpropagation」の豪華2曲入りで、音質はブートレベルという、ものすごくいい加減な作りなんだけど、Carcassならやりかねないし、やってもおかしくないと思えるのがすごい。「おじさん、いっぱい食わされちゃったよ」で終わり。
客観的に見ると、マニア向け以外の何でもないです。LOUD PARK 08でスクリーンにちんこ画像を垂れ流したCarcassを見て「いいの?それ」と思った人は買うべきじゃないかな。「あはは。バカだなぁ、Carcassは」と思った人は買うといいと思います。
“Pungent Excruciation: Live” (Carcass)
Opethのライブに行ってきました。1年ぶり、まさかの来日です。去年の赤坂BLITZも行きましたが、音がホントにクリアでデスメタルのライブだと思えなかったのをよく覚えています。今回のO-EASTで音がよかった記憶が一切ないので、そこらへんは少し心配でした。デスメタルとはいえ、プログレなので音響は重要です。
雨でしかも寒かったので「会場がO-EASTからクラブチッタ(がんばれば歩いて行ける)に変更にならないかなぁー」などと思ったのですが、そんなことにはならずトボトボと渋谷へ向かいました。いつもはタトゥーにまみれた外人さんがいたり、ものすごく気合いの入ってる人がいたりするんですが、今回はおとなしそうな人ばかりで不安になりました。メタルのライブなのにアウェイという何だかわからない状況でした。
開演時間ピッタリに照明が落ちて、歓声と共にOpethが登場。1曲目は寒い雨の日にピッタリ、しかも大好きな『Windowpane』でした。ずっとライブで聞きたかったけど、去年行った時はやらなかったので嬉しかった。いきなりアルバム『Damnation』からだったのは意外だったけれども、いい感じのスタートでした。ボーカルのミカエルがスタッフに指示を与えるようなジェスチャーをしていたけど、音はO-EASTとは思えないくらいよかった。赤坂BLITZには敵わないけど、これがO-EASTの底力なのかと感心しましたね。
次の曲から盛り上がり曲の『Ghost Of Perdition』あたりでした。ヘドバンモードに切り替えて首を思い切り振るなどしてましたが、ここまではやはりモッシュはなしでした。序盤とかはモッシュしてもいいと思うポイントなので、やはり寂しい。「やらないなら、こっちから仕掛けてやるぜ」ということで、3曲目の『Lotus Eater』から隣にいたモッシュしたそうなイカつめの外人さんに仕掛けてみました。そしたら、乗ってきてくれてマンツーでモッシュした。その後、規模は小さいながらもモッシュピットができて、それっぽい雰囲気になってくれたのでよかった。
その後はヘドバンしたり軽くモッシュしたり、思ったよりも俺の周りは盛り上がりました。最前付近は地蔵みたいだったんですけどね。相変わらずミカエルは冗談を言ったり、客席の声に反応したり、よく喋る人でした。8曲目の『Hex Omega』でしっとりした感じで本編は終了。アンコールは『Burden』と『Deliverance』の2曲で、『Deliverance』でダイブしてしまいました。去年に引き続き、空気読めない感じでソロダイブです。意外と後ろに人がいっぱいいて戻れなかったので、残りは後方で見てました。
本当にOpethの演奏は素晴らしかった。去年も同じこと書いたと思うけど、ライブとは思えないくらいクオリティ高いです。ライブCDとかも「これ、スタジオで録ったろ」と疑ってたくらいですからね。また来年も来て欲しいです。
セットリスト
Windowpane
Ghost of Perdition
Lotus Eater
White Cluster
The Leper Affinity
Reverie / Harlequin Forest
April Ethereal
Hex Omega
Burden
Deliverance
“The Roundhouse Tapes: Opeth Live” (Opeth)
“Lamentations: Live at Shepherd’s Bush Empire [DVD] [Import]” (Massacre)
カリフォルニア出身のデスメタルバンドの6thです。エジプトにインスパイアされたデスメタルバンドということになってるけど、インスト曲以外でエジプトを感じることは稀、しかもちょっとエジプトをカンチガイしてる節もあるというオチャメなバンドだったりします。そういう大雑把さも含めて好きなんですが。
1曲目の「Kafir !」から5曲目の「4th Arra Of Dagon」まではObituaryのようなミドルなデスメタルナンバーで、後半は疾走ナンバーという構成です。 「4th Arra Of Dagon」は呪詛的な曲で8分という長丁場なので、苦手な人はかなり苦手かなっていう印象を受けました。この曲が明けてから疾走ナンバーなので溜めといえば溜めなんだろうけど、少し長すぎるっていうのが個人的な感想です。最後の「Iskander D’hul Karnon」は前半に出るようなスローナンバーですが、疾走ナンバーで突き抜けてほしかったかな。
元々、テクニカル+コンセプト感が強いバンドではあったけど、今作はさらにそれが強まった感じがします。ちょっと長ったらしいかなって思う箇所もあるにはあるけど、けっこう好きなアルバムです。
“Those Whom the Gods Detest” (Nile)
ニューヨーク出身のデスメタルバンドのライヴアルバムです。デスメタルの創成期を支えたバンドで、1998年に解散して2002年に再結成したバンドで、リリース枚数が比較的少ないのでアルバムが集めやすいです。
新譜の「Blood Oath」や前作の「Suffocation」あたりはスラッジに少し寄ったかなっていう印象なんですが、このライヴアルバムは最初から最後までブルータルなオールドスクール・デスメタルです。たっぷり13曲、1時間ブラストビート全開で濃密な内容となっています。素晴らしい。
臨場感溢れる程度に低音質っていうのも個人的にはすごくポイント高いです。音質が良すぎるライヴアルバムは、なんだかリアリティがないので、これくらいがちょうどいいと思います。曲の間にちょこちょこ入るMCもいいですね。「サークルだ!」なんて言われると、「よーし!やるぞぉ!」ってなります。
目を閉じるとモッシュピットが見えてくるようなライヴアルバムで、ライヴアルバムとはこうあるべしっていう作品です。期待してたよりもずっとよかった。
“Close of a Chapter” (Suffocation)
“Blood Oath” (Suffocation)
前回から3週間というスピード開催となったExtreme The Dojoです。今回の出演は、The Faceless、Misery Index、Cannibal Corpseでした。すべてデスメタルという濃すぎる出演者なので、モチベーション上がりました。これでこそ、Dojo!という感じです。
入場したのは、6時ちょっと過ぎに入場してCannibal CorpseのTシャツを買いました。頭悪いデザインがなかったので、スタンダードなのをセレクト。いつにも増して客層が凶悪な感じでしたよ。クアトロ前にわんさかいて、異空間になってました。恐ろしいです。
前回のDojoは15分前に入って3列目とかだったんですが、開演10分前にはほぼ満員でした。1バンド目が始まってないのに、Destructionの時と同じくらい入ってました。しかも、3倍は濃い客層です。開演は定刻通り7時から。The Facelessでスタート。
The Faceless
前日にiTunes Storeでアルバムを買って、軽く聞いておいたバンドです。最近のデスメタルで、ニュースクール・ハードコア寄りのデスメタルです。嫌いではないっていうか、むしろ好きなんですけど、こういうバンドの曲展開は複雑なので、乗りどころがわかりにいです。
ライブを見てから知ったんですが、ギターの1人は黒人なんですね。この手のバンドではめずらしい。ジミ・ヘンドリクスみたいでかっこよかったです。演奏やパフォーマンスもよかったし、レベルは高い印象を受けました。デビューしたのが2006年と最近なんですが、そんな印象はあまりなかったです。今後の活躍に期待したい&またライブ見たい。
Misery Index
個人的には、今回の中で一番正統派なデスメタルという感じです。期待通りのライブで、とてもよかった。フロアもすごく盛り上がり、初来日(でいいのかな?)とは思えなかった。パフォーマンスは、かなり洗練されてる印象で、ハイレベルだったと思います。
個人的にはメロディが強いのが好きなので、Cannibal Corpseよりも好きなバンドですね。今年見たライブの中でもトップクラスっていう感じです。本当に素晴らしいライブだったので、ちょくちょく来日してほしい。Cannibal Corpseがヘッドライナーじゃなかったら、ヘッドライナーはMisery Indexでもよかった。
Cannibal Corpse
今回のヘッドライナー。最も売れてるデスメタルバンド(何割がネタで買われたのか・・・)です。フロアは今までに見たことないくらい埋まってました。演奏が始まると、速攻でモッシュ。モッシュ人口が多い割に、人が多くて狭くなってるので、もうぐちゃぐちゃになってました。モッシュピットから離れても、人がものすごい勢いで突っ込んでくる。「これがCannibal Corpseか」と感心しました。
演奏は、トイレが詰まった肉屋で人が切り刻まれてるようなボーカルとブラストビートのオンパレードで、終始凶暴なサウンドがフロアを攻めまくってました。今まで見た中で、最も凶暴なライブでした。The Faceless、Misery Indexと立て続けに首振ってたせいか、ヘドバンが追いつかなかった。
モヤシなアラサーが入れるようなピットではなかったんですが、中盤くらいまではがんばりました。中盤で撃沈しました。後ろで見たり、思いついたらピットに入ったりフレキシブルに観戦してました。
終盤の「Hammer Smashed Face」では、モッシュ人口が激増し、人の塊が左へ行ったり、右へ行ったり、本当にすごかった。曲数としては、かなりたっぷりやったと思います。アンコールは1曲だけでしたが、本編は長かった気がします。さすがに、保ちません。
今回は、デスメタル/グラインドコア祭りだったんですが、3バンドとも微妙に音が違うので楽しかったです。これが一方に偏ってたりしたら、胃もたれするような内容だったと思います。絶妙なバランスだったんじゃないかな。
Extreme Dojo Vol.20から約1年、ようやくVol.21、Vol.22と立て続けに決まり、今年初のDojoでした。今回は、Into Eternity、Cephalic Carnage、Destructionの3バンド。なんか、けっこう渋い組み合わせですね。Vol.21のアナウンス直後にVol.22のアナウンスが出たので、スルーした人も多いんじゃないかな。俺もスルーしようか迷ったんだけど、せっかくのDojoなので行ってきました。特に、Destructionは2007年のTHRASH DOMINATIONで見ていて、とてもよかったので、他の2バンドが例えダメであっても、Destructionがカバーできるという判断でした。
6時10分には入場して、DestructionのTシャツを購入しました。ここらへんのバンドTシャツに手を出したらガチメタラーです。適当にヒマを潰して6時50分くらいにフロアに入ったら、ガラガラでした。開演10分前なのに、3列目をゲットできた。開演時間ピッタリに照明が落ちて、Into Eternityがスタート。
Into Eternity
Vol.20でも見たバンドで、ハイトーンボイスっつーか、クリーンボイスがよく出てなかった印象がありました。それほど印象に残ってなかったので、テキトーに見るつもりだったんですが、3列目ということもあってメチャクチャ燃えました。去年よりもよくなった感じがして、クリーンボイスも出ていたんじゃないかと思います。個人的には少し弱い気がしましたが、気のせいということにしておきます。
煽り方やらのパフォーマンスは上手です。ギターソロのあたりはメタルらしくて燃えどころでした。アルバムは一応いくつか持ってますが、普段聞かないバンドなんで曲はほとんど知らないんですけど、とても楽しめましたね。途中、軽くモッシュが発生するなどしました。メロデスというより、ネオクラな部分が強いので、そんなにモッシュするようなバンドではありませんね。モッシュに参加してたけど。
Cephalic Carnage
初めて聞く&見るバンドです。楽器をチューニングしてる人がいるのに、照明が落ちたんで何かと思ったら、メンバー自身がチューニングしてました。日本人だとたまにあるんですけど、海外バンドでは初めて見たので貴重な経験です。
予習すらしていなかったので、遠くで見てました。最初はドゥームっぽい曲をやって、その後にデス、後半あたりでブラックメタルな格好をして、ブラックメタルの曲をやり、またデスという流れでした。1粒で3粒くらいおいしい、というライブ展開でした。ブラックメタル好きとしては「ちゃんとコープスペイントしろ」と思ったんですけど、曲はブラックメタルだったのでいいかな。
曲の展開も複雑で、デスメタル/グラインドコアというよりは、カオティック・ハードコアやニュースクール・ハードコアでした。曲の幅も広いので、それなりに聞き込んでないと、付いていけないタイプのエクストリーム・メタルでした。
すごくいいバンドだと思うので、また見たいバンドの1つです。音源も揃えたいですね。
Destruction
序盤でガラガラだったフロアもほぼ満員となってました。始まる前からDestructionコールで、フロアのテンションは弾ける寸前でした。メンバーが登場すると、初っぱなからスラッシュチューンです(まぁ、このバンドはスラッシュチューンしかないけど)。
フロアは早速モッシュだったんですが、すぐにサークルに切り替わり、後はヘドバンしてるか、サークル回ってるかのどちらかでした。休憩するヒマはMCのみという過酷なライブでした。まさに、Destructionです。今回のライブはライブアルバムとして発売されるということもあり、フロアもすごく張り切ってました。アンコールもたっぷり3曲やり、最後の方は本当に首が千切れ飛ぶかと思いました。
終わった直後から、首やら腰やら痛かったですからね。久しぶりに耳鳴りに襲われました。Into EternityもCephalic Carnageもよかったんですが、Destructionはやはり圧倒的なパワーでした。ステージからのパワーにやられそうになるライブは本当に久しぶりだったので、すごくよかったです。ライブアルバムも楽しみです。
Opethの初単独ライブへ行ってきました。Loud Park 06でよく見なかったことを後悔していたので、非常に楽しみにしてたんですよ。会場も新装開店の赤坂BLITZだしね。ちなみに、赤坂BLITZは初です。ほとんどTBSの中にあるんだね。
たしかに、キレイなライブハウスではあるんだけど、ロッカーが外にあるのが気に食わない。ロッカーの入り口でチケットチェックまであるし、どんだけ厳しいんだよ。物販が外なら、ロッカーが外でもいいんだけど、物販は中だった。なにより、喫煙所がない。ありえないだろ、それは。でも、客席は見やすいね。たぶん、後ろの方でもよく見えると思う。他のライブハウスよりも、ステージが若干高いような気がした。そういえば、ケータイの電波は入らない。DoCoMoですら圏外だった。
ライブは開場時間ピッタリにスタート。すごく音がいい。たぶん、Studio Coastよりもいいんじゃないか。設備がすごいんだか、エンジニアの腕がいいんだかはわからないけど、とにかく今までのライブの中で一番音がよかった。そんで、演奏が上手い。ライブDVDやライブCDで激しくクオリティが高いのは知っていたけど、生で聞くと予想以上だった。デスメタルでこのクオリティはすごい。デスメタルじゃなくてもすごい。
セットリストは、かなりのサービスぶりだった。「普段はやらない曲をやるよ」なんつって、『Morningrise』あたりの初期曲から最新アルバムまで目白押しの内容だった。個人的にはやってほしかった『Windowpane』がなかったのが残念。『Damnation』はデスメタルどころか、メタルですらないけど、Opethには外せないアルバムだと思う。こういうことができてこそ、Opethだと思うし。
ギターボーカルのミカエル・オーカーフェルトは、すごくいい感じの人だった。曲間のチューニングの時には、何かおもしろいことを言ってくれるし、客席から声があれば律儀に返事してくれる。あそこまで色々と返してくれる人は見たことない。
客席の様子は、かなり大人しかった。モッシュどころか、押しつぶされることもないというデスメタルではあり得ない光景が広がってた。どっちかっていうと、プレグレ色が強いからかな。いつものライブとは一風変わった客層でした。たぶん、あれが普通なんだろうな。俺が行ってるライブが頭オカシイんだ。
とかいいつつ、外人さんが様子見でモッシュをしてきたんで、俺と外人さんの2人だけで少しだけモッシュしてた。2人だけのモッシュが一段落したと思ったら、「飛びなよ」と合図を送ってきたんだよ。異国の人のリクエストを無下に断ることもできないし、「シャイ・ジャパニーズ」と思われても嫌なので、リクエストに応えてダイブした。多分、ダイブしたのは俺1人だと思う。確実に空気読めない人って思われたな。まぁ、いいけどね。
Opethのライブは、躍動感溢れるライブでした。久しぶりに染みるデスメタルを聞いた。最高のステージだったと思う。本当に思い出に残るライブだったよ。来年くらいにまた来て欲しい。
映画「デトロイト・メタル・シティ」が公開されるっていうんで、「SATSUGAI」がリリースされたわけだけども、そのユルさに絶望した。これがデスメタルか。違うだろ。メタルですらないじゃん。日本の商業ラインに乗ったデスメタルが予想以上にユルかった。こんなんじゃ濡れねーんだよ!
っつーことで、デスメタルという音楽についてまとめてみることにした。ルーツを遡りすぎると、エルヴィス・プレスリーどころか、ブルース、ジャズまで行ってしまうので、スラッシュメタルから始める。スラッシュメタルというのは、80年代初頭にNWOBHMを過激にしまくったメタルの一種で、ようするに死ぬほど頭悪いメタルと思って間違いない。デスメタルに影響を与えたバンドはCeltic Frostあたりかな。
Celtic Frost- Circle of the Tyrants
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=wx-HfWKxgBw]
さらに、Slayerもデスメタルに至る要素を多く含んでる。
Slayer – Angel Of Death
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=kBW_b-WJ2us]
これらスラッシュメタルの影響を受け、デスメタルが登場したのは80年代後半で、DeathやObituaryといったバンドがデスメタルを代表するバンドだが、この時期のデスメタルはまだスラッシュメタル臭さを残している。っつーか、デスヴォイスのスラッシュメタルと呼んだ方がいいかもしれない。
Death - Infernal Death
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=XLmC47eBdpU]
Obituary – Internal Bleeding
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=DGy-8hmnDAI]
デスメタルが商業的な成功を収めたのは、90年代に入ってからで、この時期にデスメタルとしてのスタイルが完全に確立すると共に、デスメタルというジャンルの中で細分化が始まるようになる。Morbid AngelやDeicideのようなブラストビート主体と暴虐なリフを主体とするバンドが出る一方で、前述のDeathはプログレッシブなスタンスを取るようになる。人がデスメタルと呼ぶのは、大体この時期のバンドが多い。
Morbid Angel – Dominate
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=DowWbQPp3ZI]
Deicide – Once Upon The Cross
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=_llXgKpHdd4]
しかし、アメリカのメタルは90年代前半、Nirvanaを始めとするグランジ/オルタナ勢により、そのほとんどが駆逐され、アメリカのメタルミュージックは暗黒の時代を迎える。しかし、デスメタルはヨーロッパ、特にスウェーデンで別の形に進化する。デスメタルにメロディらしいメロディを付けたメロディック・デスメタル(略してメロデス)というジャンルがCarcass、At The Gatesにより生み出される。
Carcass – Heartwork
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=B7lP30tSZF0]
At The Gates – Blinded By Fear
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=SF0U77bm9mc]
Carcassはネオクラシカルのスタイルを、At The Gatesはスラッシュメタルのスタイルを取り入れ、それぞれ別の方向で進化を始める。両者の違いは、デスメタルをどのレベルまで原点回帰させたかじゃないかと思う。Carcassスタイルのメロデスは、Arch EnemyやChildren Of Bodomへ。At The Gatesは、Dimension Zeroのようなデスラッシュへと進化した。
Arch Enemy – Enemy Within
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=72xgLBOQZh4]
Children Of Bodom - Needled 24/7
[youtube=http://jp.youtube.com/watch?v=hjZXUyvFQDA]
Dimension Zero – Silent Night [...]